naganekinoko は、現在準備中です。

山の中でみんなそれぞれお仕事をしています

きのこたちのお仕事は山をキレイに、元気にすることです

今日もまいたけちゃん、しいたけさん、なめこちゃんが
切り株の周りや枯葉をせっせとお掃除しています

いつもご褒美に、切り株さんや枯葉さんから栄養をもらっています

別の場所では生きている木の根っこに家を作って
生活しているきのこたちもいます

アミタケちゃん、こうたけさん、ホンシメジちゃんが
木のおじさんと栄養のおすそ分けをしています

 

ちいさな子供たちもいっぱいです

きのこという名前は「木の子ども」という意味からきています

”木の近くに生えて、木の子どもみたいだ”と
昔の人が思ったのでしょうね

きのこには種類があって、
枯葉や枯れ木から栄養をもらってふかふかの土に戻すタイプと

生きている木から栄養を
もらったりあげたりしているタイプがあります

 

この山にはきのこが育つために必要な
「キレイな水」「キレイな空気」「ちょうどいい日当たり」「ちょうどい温度の差」があるんですね

みなさんと一緒で気持ちいい所では、のびのびと生活できます

みんな楽しく暮らしているようです

ところが最近、人間を山で見かけなくなったせいでしょうか

だんだん山は荒れ放題、草もぼうぼう、木の枝も伸び放題になって

日当たりも風通しも悪くなってきました

 

おいしくて人間に人気のきのこたちも
元気がなくなってきてしまいました

次々に生まれていた子どもたちも少なくなってしまいました

「じゃじゃーん!」
そこに、とっても元気なきのこがやってきました

ちょっと環境が良くなくても元気元気

あっというまに増えていきます

 

人間に人気のあるきのこのマネをしたり、
食べた人間のお腹を痛くしたり、
いたずらばかり

そう、彼は『毒キノコ』だったのです

食べられるきのこは気持ちいい場所でないと増えないのですが、

毒キノコはちょっと厳しい場所でも増えていくたくましさがあります

「こら!いたずらはやめなさい!」

毒キノコのいたずらを見るに見かねて、
きのこの王様「まつたけキング」がついに怒りました

「遊んでばかりいて、人に迷惑をかけてはいかん!」

まつたけキングの辺りに響く大きな声と迫力に、
怖いものなしの毒キノコもびっくり

「これ以上いたずらを繰り返すようなら、この山から出ていきなさい!」

あまりのことに毒キノコも泣き出してしまいます

「まって、まつたけキング」

そこに透き通るような白い肌のアワビタケ子ちゃんが現れました

「毒キノコさんだって、遊んでばかりじゃないわ。

みんなの見ていないところでも、お掃除をちゃんとしているし人間の薬にもなっているのよ」

アワビタケ子ちゃんが訴えます

 

「…そうなのか?」

まつたけキングも落ち着きを取り戻します

「みんなこの山に必要だからここにいるのよ」

アワビタケ子ちゃんの言葉に
まわりに集まってきていたきのこたちも頷きます

誤解が解けて、ますます仲良くなったきのこたち

山の中では今日もいろいろなきのこたちが暮らしています